ルヴァンカップ プレーオフステージ 第2戦結果考察(展開編)
(HOME勝=1、引分け=0、HOME負=2)
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①鹿島-福岡
予想 1,0
結果 1
基本的にHOME勝だったので、予想的中でした。ただ、2-1で敗退でも福岡は勝ち上がりだったため、その影響もあり、この結果とみます。鹿島は初戦でのビハインドを取り返すべく積極的な戦いを繰り広げました。対して福岡も2戦合計での勝利を考え、合理的な戦いを展開させました。やはり、強いチームでも複数得点を必要とされるゲームでその得点を奪うことの難しさが表れたゲームになりました。
②広島-札幌
予想 1,2
結果 0
1stレグで3-0で広島勝ちであったため、2点差負けまで許される状況と大量得点が必要な立場の差があり、勝ち負けが着く形を予想しましたが、外れました。カップ戦では初戦の結果を重視しすぎると外れる面もあるので、カップ戦は勝敗予想が難しい面があります。やはり、勝利に対して4得点を必要とされる状況であっても、そこまでの無理な攻めは札幌はできず、広島は入れ替えメンバーがきっちりと仕事を果たした印象を残しました。広島は選手層の厚さが今節で証明された形となりました。これからチーム層の厚さが試される夏場に向けて良い内容となった様にみられました。
③湘南-C大阪
予想 1,2
結果 2
本命のC大阪の勝利となりました。初戦の結果とリーグ戦の勢いがそのまま結果となりました。やはり、カウンター主体のチームがカップ戦での初戦を先勝している場合では有利になる典型的なケースとなりました。対して湘南は勝利に対して得点が必要なため、攻めに出たところをカウンターでやられる展開になってしまいました。
④京都-名古屋
予想 0,2
結果 2
初戦の名古屋大勝からの堅守の流れで予想的中しました。こちらのゲームもやはり初戦が6-1といった大差の試合結果がもろに現れてしまいました。実際のところ、5点差を返すのは、実力差がかけ離れている場合を除き、同カテゴリーのプロ同士であれば99%難しい状況なので、京都は実質1stレグで終了といった結果となってしまいました。ただ、2ndレグでは敗戦したとはいえ、1stレグよりは内容が良化している点は今後に期待が持てる内容になりました。
⑤金沢-横浜FC
予想 2
結果 0
前半は予想通りの展開でしたが、後半に横浜FCが失速し同点となりました。この試合展開は読めませんでした。J2では驚異的な得点力で上位につける横浜FCでしたが、結果引分けに追いつかれました。J2は上位と下位では実力差が離れているカテゴリーなだけに、横浜FCはもったいない勝ち点を逃した結果となりました。金沢に関しては横浜FCから勝ち点を取れたことは今後のリーグ戦でかなりプラスとなる結果になりました。
総評
5試合の内、2ドローと引分けが多い結果となりました。通常のリーグ戦とは異なる戦いが多く、カップ戦での戦い方が上手いチームが良い結果を残した印象となりました。また、引分けでも勝ち上がりといったカップ戦ならではのレギュレーションも引分けの多さにつながったと考えます。カップ戦はリーグ戦とは異なった戦い方になるのは、やはり観戦する上での魅力のポイントになるでしょう。