2022 J1リーグ第18節結果考察(その②)
(HOME勝=1、引分け=0、HOME負=2)
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①川崎-磐田
予想 0,2
結果 0
予想以上に磐田の守備が光った試合でした。川崎の攻撃に対して、組織的にブロックが組まれ、スペースを上手く消して、真ん中で縦パスをいれることを許しませんでした。磐田の最近の好調はこの安定感の守備であるため、次節以降も好調を維持できそうな内容でした。一方の川崎は昨年の圧倒的な頃の攻撃力には至らずチーム全体の運動量が低下している印象でした。攻撃でも守備でも運動量が不足すると機能不全に陥る可能性があるため、こちらは次節に不安を残す内容でした。
②神戸-浦和
予想 1,0,2
結果 2
終始優勢に進めていた浦和でしたが、最後の最後に何とかFKで得点し、勝利した試合になりました。あれだけ攻めていて、得点が取れないところは得点力不足の問題は根強い感じがしました。特に、決定機の演出が少なく、サイドからクロス中心だった点はバリエーションの少なさを感じました。一方の神戸は浦和より状況は悪く感じました。守備でもミスが目立ち、攻撃でもチーム全体としての戦術的な攻めが見られませんでした。双方ともに今後は厳しい戦いになりそうな内容でした。
③京都-湘南
予想 1,2
結果 2
湘南の運動量の高さに驚かされました。気温の高い悪いコンディションの中で、試合の最後まで運動量が落ちませんでした。一方の京都は後半30分辺りから全体の運動量が落ちてきており、その差が結果になって現れた内容になりました。ほぼ互角の試合展開だっただけに、スタミナの差は最後の最後に現れるので、夏場は湘南が躍進する可能性が見られる内容でした。
④鳥栖-FC東京
予想 1,0
結果 1
結果も内容も鳥栖が圧勝した内容でした。シュート本数やボール支配率こそほぼイーブンでしたが、決定機の多さや質で鳥栖が圧倒しました。鳥栖のFC東京に対する相性が良いという面もありますが、やはり、実力的にも鳥栖が上回った内容になりました。鳥栖は攻守の切り替えが早く、フィニッシュまであまり手を掛けずに上手く攻めらている一方で、FC東京はそのスピード感がありませんでした。鳥栖は今後も好調を維持する一方で、FC東京はまだまだ本調子でなない感じが残りました。
⑤仙台-山形
予想 1,2
結果 0
お互いが最後まで勝ち点3を狙って、リスクを冒して攻め続けた面白い試合でした。前半に山形が先制し、そのまま逃げ切るかと思った矢先、仙台が同点に追いつき、ロスタイムも最後の最後までお互い決定機を演出しました。ただ、山形に不利な判定が多く、J2でもVARが必要な感じがありました。内容的にはほぼ互角で、特に両チームとも良し悪しがない感じでした。
まとめ
比較的に順当な結果になった試合が多かった様に見受けられます。この中では磐田がとても良いサッカーをしていたので、今後に期待ができそうです。DFラインとボランチの距離感がよく、中盤に敵が使えるスペースを上手く潰す守備はなかなか得点が奪えないでしょう。ただ、攻撃面ではそこまでの迫力がないため、ドローになる試合も多そうです。また、逆に川崎は運動量が昨年より格段と落ちているので、今後はなかなか厳しそうな感じが残りました。上位で不調で中位、下位に好調なチームが出てくると、順位変動が大きくなるので、注目の試合が続きそうです。